おすすめのドイツ映画: HANAMI – KIRSCHBLÜTEN
Hallo! Hannaです。 この映画は、日本を舞台にして、ドイツの有名な女性監督ドーリス・デリエが撮影したヒューマンドラマです。Kirschblütenというのは、「桜」という意味です。 監督:Doris Dörrie (ドーリス・デリエ) 製作国:ドイツ・日本 公開:2008年 上映時間:121 分 ストーリー: 年老いた夫婦についての切ない物語です。 トゥルーディ(ハンネローレ・エルスナー)は、夫ルディ(エルマー・ウェッパー)が末期状態の病に冒されていることを医師から知らされ、亡くなる前に思い残すことがないよう、勧められます。二人はバイエルン地方の田舎町からベルリンに住む息子と娘を訪れ、ビーチとバルト海にも行くが、その間にトゥルーディはホテルで就寝中に突然死んでしまいます。 夫のルディは、存在するのが当たり前の空気のように感じていました妻がなくなって寂しくてたまらないようです。自宅に戻ったルディは、トゥルーディが本当に行きたかったのは日本であり、トゥルーディは富士山と日本の舞踏ダンスに心惹かれていたことに気付きます。 ですから、ルディはなくなった妻の洋服をスーツケースに詰め、東京で働く息子カールのもとを訪れます。カールは父を職場の花見に連れて行ったりするが、仕事に忙しくて冷たくあしらうようになるので、ルディは文化と言葉の理解できない東京で当てもなく歩き回ります。 そこで、ルディはホームレスである18歳の少女「ユウ」(入月絢)と出会います。ユウは桜の舞い散る公園で、毎日ベージュの電話の受話器を持ち、顔を白塗りにして、一人で暗黒舞踏を踊っています。一年前に母を亡くしていたので、ルディの気持ちが理解できるみたいです。二人は仲良くなって、ルディはユウに会うために公園を何度も訪れ、舞踏ダンスを学びます。 話しの続きがまだありますが、ここまで書きます。 私はこのような悲しい話しが普通あまり好きじゃないのに対して、この映画に気に入った理由は、とても感動的だったということです。俳優も音楽と映像の「雰囲気」も素晴らしいと思っています。ストーリーの内容は、ルディの寂しさと悲しさ、自分の生活で手いっぱいの子供との冷たくなった関係や、ユウとの友情という映画の様々なテーマがあってよく理解でき共感できています。 この作品はドイツで数々の賞を受賞し、絶賛されましたし、皆さんにも是非お勧めしたいのです。